子どものおもちゃ選びって、本当に難しいですよね。
子どものおもちゃ選びは難しいものです。「知育に良さそう」と思って買っても、子どもがまったく興味を示さなかったり、逆に夢中になったおもちゃは、親から見ると「本当にこれでいいのかな?」と不安になったり。
インターネットやSNSには、専門家や経験者の情報があふれていて、調べれば調べるほど、何を選べばいいのか分からなくなってしまうこともあります。
この記事では、子どもの成長に備えるためのおもちゃ選びについて、現役ママが経験した「5つの葛藤」を乗り越えるヒントをご紹介します。子どもの好奇心を引き出し、将来の学びにつながるおもちゃ選びのヒントをお伝えします。
信頼できる情報を探した結果、わかったこと
自分のブログで情報を発信するからには、できるだけ信頼性の高い情報源からスタートしたい。そう思って、まずわたしが探したのは、公的機関が発信するおもちゃに関する情報でした。
しかし、驚くほど見つからなかったんです。
でも、安心してください。代わりに、おもちゃの専門家や、企業のサイト、先輩ママのブログなど、たくさんの情報に触れていくうちに、ある共通のポイントが見えてきました。
情報源は違っても、どのサイトも口を揃えて言うのは、「子どもの発達段階に合わせたおもちゃを選ぶこと」。
発達段階とおもちゃについては、わたしが探して見つけた唯一の公的機関情報である浦河市(北海道)のサイト情報から下の表にまとめました。
【発達段階とおもちゃまとめ表】
発達段階 | 主な発達内容 | 適したおもちゃの例 |
0歳児 | 運動面や対人面の発達。 指先を使ったり振ると音がなるおもちゃが五感を刺激する。 | ドリオ、ティキ、リングリィリングなど |
1歳児 | 歩行が安定し、手先でつまむ、めくる、ひっぱるなどができる。 バランスや脚力を育むおもちゃが歩行の安定につながる。 | すべり台、引き・押しおもちゃ、洗濯ばさみ、 型はめパズルなど |
2歳児 | 指先の発達が進み、食事や着替えに意欲を持つ。 ごっこ遊びやゲーム性のある遊びも徐々に楽しめる。 | レゴブロック、パズル、ごっこ遊びセットなど |
3歳児 | 運動能力の発達。基本的な生活習慣が自分でできるようになり 「自分でできる」という気持ちが強くなる。 | パズル(30~40ピース、二重パズル) 汽車セットなど |
4歳児 | 手先が器用になり、想像力が広がる。 「構成遊び」ができるようになる。 | 小さな大工さん、ラキュー(ブロック玩具) 積み木、粘土、折り紙など |
5歳児 | 手先や指先を上手に使う巧緻性が高まる。 思考力が深まり、遊べるゲームの幅が広がる。 | ウールレンガ、トランプ、オセロ、 ジグソーパズル(100ピース以上)など |
それでも悩ましい、おもちゃ選びの「5つの葛藤」
「発達段階に合わせる」という基本は理解できても、実際に選ぼうとすると、様々な葛藤が生まれます。わたしが子どものおもちゃ選びをした時には、次の5つの葛藤がありました。
1. 「木のぬくもり」VS「費用と衛生面」」
「子どもには木の温かみを感じてほしい」という理想で木のおもちゃを探しました。でも、良質なものは高価で、気軽に買い足せません。何より、プラスチック製品より衛生面への管理も気を使わないといけないため、何でも口に入れてしまう時期に、ずぼらなわたしがきちんと衛生的に保てるか不安でした。
2. 「自然素材」VS「使い心地」」
口に入れても安心なようにと、自然由来のクレヨンや粘土も試しました。でも、一般的なものより硬くて使いにくかったようで、子どもはあまり興味を示しませんでした。結局、色合いが好みのクレヨンはわたしが使うことになりましたが、高価なものなので自分のためなら買わなかったかもしれません。
3. 「親の理想」VS「子どもの興味」
「知育に役立つから」と親が良かれと思って買ったおもちゃでも、子どもが全く遊んでくれないリスクがあります。一方で、子どもが夢中になったおもちゃは、親が与えたいものとは少し違っていたり…。
4. 「短期間でも」VS「もったいない」
子どもの発達にプラスになるなら、たとえ数ヶ月しか使わなくても、その時期に必要なものを与えたい。そうは思っても、すぐに使わなくなるものに高いお金を出すのはもったいないと感じてしまいます。子どもが興味あると買ったものでも、興味がある時期が長続きするとは限らず、すぐに飽きてしまうこともあります。
5. 「手作り」VS「良質なもの」
お金をかけずに遊ぶ方法はたくさんあります。特別なおもちゃがなくても、子どもは楽しく遊んでたくさんのことを学べます。空きカップを積み木にしたり、ペットボトルを振って音を鳴らしたり。隙間時間の「ながら遊び」でも、子どもの想像力や好奇心は十分に育ちます。でも、手作りおもちゃだけでなく、やはり「質の良いおもちゃ」も触れさせてあげたいという親心は消えませんでした。
お金をかけずに子どもの笑顔を増やす「ながら遊び」については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ:おもちゃ選びは「わが子」を深く知ること
おもちゃ選びの悩みは、結局のところ、「わが子に本当に合うおもちゃ」を見つけることに行き着きます。
大切なのは、発達段階や知育効果といった普遍的な情報だけではありません。それ以上に、「今、この子が何に興味を持ち、何を求めているか」を観察し、それに合わせて選ぶことだと気づかされました。ぜひ、お子さんが今何に夢中になっているか観察してみてください。お子さんが夢中になれるということが、知的好奇心を育むことにつながります。
わたしがおもちゃ選びに一番悩んでいた時には、いろんなおもちゃをレンタルできる「おもちゃサブスクサービス」という選択肢はありませんでした。もし、当時に「おもちゃサブスクサービス」があったなら…。高価な木のおもちゃや、短期間しか使わないかもしれない知育玩具も、気軽に試せたかもしれません。「せっかく買ったのに遊んでくれない」という失敗を恐れずに、子どもの新しい興味に寄り添えたのではないか、と今になって思います。
「費用もリスクも気になる…」そんなおもちゃ選びの悩みを解決するかもしれない、おもちゃサブスクサービス。こちらのの記事では、当時のわたしだったらきっと検討していただろう、おもちゃサブスクサービスについて詳しくご紹介しています。
【関連記事】
【公的機関が発信する情報として、以下もご参照ください。】
この記事を読んでくださり、ありがとうございます。
思春期の子どもを持つ50代母です。
かつて仕事で子育てセミナーを企画運営する中で、専門家の知見や多くの親の悩みに触れてきました。
自身の経験とプロの視点を踏まえ、親の心のゆとりと、子どもの主体性を尊重する姿勢が大切だと確信。
このブログでは、ずぼらな面もあるわたしが、無理せずラクに心地よく暮らすヒント、完璧じゃなくてもいい工夫を発信することで、あなたの子育てを優しく”ととのえる”お手伝いをしたいと考えています。