体育が苦手な子に、「プロの手を借りる」という選択肢|体育教室とマンツーマン、どちらが向いている?

「うちの子、体育が苦手みたいだけど、どうしたらいいんだろう?」

逆上がりができない。
跳び箱が苦手。
走るのが遅い。
ボールをうまく投げられない。

そんな子どもの姿を見て、「少しでもできるようになったらいいな」と思うことがありませんか。

勉強なら、苦手な教科があれば「塾に行く?」「家庭教師を頼む?」という選択肢が比較的すぐに浮かびます。

同じように、体育にもプロの力を頼るという選択肢があります。

友達や仲間と一緒に取り組む「体育・運動教室」と、コーチと1対1でじっくり向き合う「マンツーマン指導」です。

この記事では、それぞれの特徴と、お子さんのタイプに合わせた選び方を紹介します。


体育の苦手も「プロに教えてもらう」という選択肢

もちろん、公園で一緒に練習したり、鉄棒に付き合ったりするのも素敵な方法です。

でも、親が教えることには難しさもあります。

  • 「どう教えればコツが伝わるのか分からない」
  • 親子だとつい感情的になって言い合いになる
  • 本人に合った正しいフォームを教えられない

そんなときは親が一人で抱え込まず、指導のプロという「第三者」に任せてみるのも一つの手かもしれません。


1.体育・運動教室

マット運動、水泳、球技など、複数人の子どもたちと一緒に取り組む形式です。

👍「誰かと一緒」がやる気につながる子向け

  • 友達と一緒に練習するほうが楽しい
  • 競い合ったり、人が頑張っている姿を見たりするとやる気が出る
  • 「できた・できない」だけでなく、みんなで運動する時間を楽しみたい

こうしたタイプのお子さんなら、集団の体育教室が大きなモチベーションになります。

注意点】:「他の子と一緒」が負担になることも

「みんなはできているのに自分だけできない」

「失敗するところを見られたくない」

と感じる子にとっては、集団環境自体がストレスになる場合もあります。

何を教えるかだけでなく、「この子の心が安らぐ環境か」という視点で体験レッスンなどを活用してみてはどうでしょうか。


2.個別指導(マンツーマン)

家庭教師のように、コーチと1対1で指導を受けるタイプです。

👍自分のペースで、周りを気にせず取り組みたい子向け

  • 「逆上がりができるようになりたい」「運動会で速く走りたい」など目標が明確
  • 人に失敗を見られるのが恥ずかしい、周りと比べられるのが嫌
  • つまづいているポイントをじっくり見てほしい

最大の特徴は、周りの目を気にせず自分のペースで練習できる点です。

「誰かに笑われる心配がない」という安心感があることで、思い切って挑戦できるようになる子もいます。

注意点】:コーチとの相性が重要

1対1だからこそ、コーチとの相性がダイレクトに影響します。

体育そのものが苦手なのに、指導してくれる人との相性まで合わなければ、せっかくの練習が新たな負担になってしまうことがあります。

「1対1だと緊張してしまう」という子もいるため、体験などを通して相性を見極めることが大切になってきます。


体育教室と個別指導、どちらを選ぶ?

ここまで読んで、

「結局、体育教室と個別指導のどちらがいいの?」

と思うかもしれません。

でも、これは「どちらが優れているか」ではありません。

ポイントは、その子にとって、どんな環境なら「やってみよう」と思えるかです。

体育教室と個別指導の比較

比較項目体育・運動教室(集団)個別(マンツーマン)指導
主な特徴友達と一緒に楽しく取り組める自分のペースで取り組める
苦手な課題を集中的に練習できる
向いている子仲間がいると頑張れる人目が気になってしまう
留意点周りと比べて落ち込んでしまう場合があるコーチとの相性がより重要になる

すぐに苦手に取り組まなくてもいい

もう一つ忘れたくないのが、体育が苦手だと分かったからといって、すぐに何かを始める必要はないということです。

「逆上がりくらいできたほうがいいんじゃない?」

「体育のために練習したほうがいい」

と親が思っていても

子ども自身はまだ

「練習してできるようになりたい」

と思っていないこともあります。

そんなときに、親が先回りして教室を探したり練習を増やしたりすると、子どもにとっては、

「体育の授業だけでも嫌なのに、家でも体育をやらされる」

ということになってしまうかもしれません。

もちろん、体育の苦手が学校生活の負担になっているなら、早めに環境を整えることが助けになる場合もあります。

でも、そうでなければ、

「今はまだ取り組む時期ではない」

と考えて、選択肢だけ知っておくのも一つです。

「やっぱり逆上がりができるようになりたい」

「友達が通っているなら、自分もやってみたい」

「体育の授業で困るから、誰かに教えてもらいたい」

そんなふうに、子ども自身が「やってみようかな」と思ったときに、その子に合う方法を一緒に探してもいいのです。


まとめ:体育の苦手に、親子だけで向き合わなくてもいい

体育が苦手な子のためにできることは、家庭で練習することだけではありません。

友達や仲間と一緒に取り組める体育・運動教室。

自分のペースで、苦手なところをじっくり見てもらえるマンツーマン指導。

どちらが合うかは、子どもによって違います。

そして、今すぐどちらかを選ばなくても大丈夫です。

大切なのは、「体育が苦手だから、もっと頑張らせなければ」と考えることだけではありません。

「この子は、どんな環境ならやってみようと思えるんだろう?」

と考えてみること。

その選択肢の中に、

「親子だけで頑張らず、第三者の力を借りる」

という方法も入れておく。

それだけでも、体育の苦手に向き合うときの選択肢は、少し広がるのではないでしょうか。


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